親の世話によるうつや引きこもり

高齢者の身の回りの世話をする介護は、プロのスタッフでも大変な仕事です。まして普通の人が家事の合間や仕事が終わって介護をするとなると、極めて重労働で困難なことだと想像ができます。「自分の親は自分が責任を持って!」とか「できる限り住み慣れた家で過ごしてほしい」などの理由から、自宅で介護をする人が少なくありません。

高齢者にとっては自宅で過ごせるということはとても有りがたいことです。しかし、その状態が長く続くと、世話をする人に精神的な不調が生じたり、自分の本業である家事や仕事に支障をきたすことになります。さらにそれが進むと、自分の人生の意味が分からなくなり、うつ 引きこもりと思われる状態も引き起こしかねません。親のうち、約7割近くが家で見て欲しいという調査結果をみて分かるように、親の要望を汲みとった上で多くの家庭が施設に頼ることなく高齢者の世話をしている現状があります。

家族が無理をしていないのであれば何の問題もありませんが、多くの人がストレスを感じていると調査で回答しています。またそれによる自殺者も少なからず出ているというので、これは大きな社会現象として取り上げていかなければなりません。高齢の家族の世話で会社を転職したり辞めたりする人の数は、年間約10万人にも上るという発表を総務省が出しています。しかもその後の給料も低くなるケースが多く、さまざまなストレスを受けながらさらに頑張ってうつや引きこもりになるという悪循環があるのも否めない事実なのです。

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